第 3 回 (締め切り/2001年1月末日) |
今回、元サラ金会社支店長、神経科クリニック院長など説得力のある斬新な切り口の企画書があったことは新たな展開だ。しかしながら、一方では、「結婚しないシングルウーマン」「お見合いに成功するためには」「悪戦苦闘の育児日記」など誰でも書ける類のものも多かった。「その人でなくても書ける」という企画ではPASSの道は険しい。特に「生きるヒント」的なものは著名人以外は売れないと思ってほしい。 くだらないことでもいい、パイが小さい分野でもいい、こじつけでもいいから、自分だけが書ける業界話、体験話を探してみよう。例えば「錦鯉のことは任せてください」とか「ハマチの養殖のことなら誰にも負けない自信があります」とか……。書店をウオッチングして、ありそうでないスキマ企画を考えてみよう! 書店でベストセラーになっている商品を真似していては二番煎じになってしまい、例え、商品化になったとしてもすでに鮮度は落ちている。「今、キレる子どもが多いから教育書がいいのでは?」「今年から小学校でもIT教育が必須になるからそのテキストがヒットする」とブームに乗って企画を書くのはよそう。「ユアブーム」「これまでブーム」ではなく、「マイブーム」で「これからブーム」こそが「5時から作家」志望者に求めたい企画のタマゴであり、それらを編集者と一緒に育てて孵化させて行きたいと思う。ベストセラーはあくまでも参考材料だ。 最後にPASSしやすい企画・ネタを参考までに挙げておくと、
では次回(第4回)に期待している。【5時から作家塾 審査員一同】 |
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