応募結果発表

第13回 (締め切り/2004年2月29日)
総評
 今回も?気合の入った――目次までよく書けている――応募が多かった。ただ、ジャンル的に、健康(病気)業界ものに偏っていたため、全体的には面白みに欠けた。仕事や生活のなかで、おおーっと唸らせるような題材も検討して欲しいところだ。
 ここで報告させてもらうと、本サイトで連載中の『トホホ書店員はホンと年中無休』の出版が、事実上決まった。時期や版元はまだ明かせないが、これで連載から出版への流れでの実績が2件めとなり、たいへん嬉しい。 【田】

『生保レディーがみた!「業界」』
ペンネーム 水城 郁
寸 評  サブタイトルの「それでも生保を目指す方へ」は、生保の暗闇の世界へようこそ、というイメージも湧いてくるため要再考だ。また、この企画のポイントは、第五章「リクルート編」である。実際の面接試験や一般常識の問題などの実例がどこまで書けるかが大きなジャッジポイントになる。この肝の部分を書いてみてはどうだろうか?
 その文章のクオリティの高さ=出版企画通過ラインと思って良い。 【沢】
『井の中の教授たち』
ペンネーム TS
寸 評  国立大学の研修医からの内部告発的な企画だ。ある女学生が関与した悪事を咎めたところ、ある理由で捜査が及ばず、逆にその女学生が教授連中に働き掛け、ありもしない脅迫行為をでっちあげられ追及される……、という内容にはたいへん興味を覚えた――なにせ実話なのだから。
 ただ、ノンフィクション“小説風”では、出版の実現は難しい。偽名でもかまわないので、ノンフィクションとして書いて欲しい内容だ。そういう意味での「次点」である。
 もし、著者が当サイトでの連載を希望するなら、前向きに検討したい。 【田】
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